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【調査結果】成人のAR利用者の割合は35%!週に何回使う人がいるのかも調査|アメリカ

米国成人の35%がAR体験済み|最新調査が明かすARの普及状況

モバイルARの利用実態と消費者の意識に関する最新の調査結果が公開されました。
Thrive AnalyticsとARtillery Intelligenceが共同で実施した「AR Usage & Consumer Attitudes, Wave 8」レポートによると、米国の成人の35%がモバイルARを利用した経験があることが明らかになりました。

この数字は前回の調査から3ポイント上昇しており、ARテクノロジーの着実な普及を示しています。さらに注目すべきは、ARユーザーの利用頻度の高さです。

  • ARユーザーの46%が週1回以上利用
  • ARユーザーの80%が月1回以上利用

これらのデータは、ARが単なる一過性のブームではなく、消費者の日常生活に浸透しつつあることを示唆しています。

 

ARの人気カテゴリーとその進化

現在、最も人気の高いARエクスペリエンスは以下の通りです。

  1. ソーシャルレンズ(Snapchatなど)
  2. ARショッピング
  3. ビジュアル検索(Google Lensなど)

特にSnapchatのAR機能への投資と革新、さらにTikTok Effect Houseのような新興プラットフォームの登場により、ソーシャルレンズの人気が高まっています。

ARtillery Intelligenceのチーフアナリスト、Mike Boland氏は次のように分析しています。

「ゲームやソーシャルは通常、新しい消費者技術の発芽の場です。しかし、歴史が教えてくれるのは、日常の問題を解決するユーティリティこそが持続的な価値を生み出すということです。ARはショッピングにより多くの次元を加え、情報のオーバーレイや音声を通じて現実世界の周囲を文脈化する能力を持っています。」

 

ARグラスの普及状況と今後の展望

本調査はモバイルARに焦点を当てていますが、興味深い発見がありました。モバイルARユーザーの15%が、Xreal Air 2などの最新世代のスマートグラスを含むARグラスを使用した経験があると報告しています。

この数字は小さいものの、ARが手持ちデバイスから頭部装着型デバイスへと進化する初期段階を表しています。今後、ARグラスの技術が進歩し、価格が低下するにつれて、この数字は増加すると予想されます。

 

調査の信頼性と今後の展望

今回の調査結果は、Thrive Analyticsの専門知識と時間をかけて検証された調査手法に基づいています。第8波となる今回の調査では、52,000人以上の米国成人を対象にサンプリングを行いました。

Thrive AnalyticsのマネージングパートナーであるJason Peaslee氏は次のように述べています。

「ARとVRは依然として初期採用段階にあります。典型的な課題や採用の障壁はありますが、これらのテクノロジーは人々の働き方、つながり方、学び方を徐々に変えていくでしょう。私たちは今後数年にわたって、この進化の道筋を定量化することに尽力していきます。」

ARとVRの市場機会は、消費者の意識を通じて継続的に分析されていく予定です。

 

※参照記事:https://arvrjourney.com/how-many-consumers-have-tried-ar-d7548dfed1c3

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